故きを温ねて(ふるきをたずねて)、新しきを知る。
新しいものを取り入れていく必要性、
古い良いものを大切にしていくことの重要性。
良いものは、必ず次の世代にも残る。
機械では及ばない人間の手の感覚を大事にし、神様・仏様の依代となる尊い品を扱っていると云う心を持って、一つ一つ丁寧に造り上げています。
お守り袋の紐(四ツ目紐)を結ぶ作業なども、熟練者が、道具を使いながら一つ一つ完成させて行きます。
織物用の糸は、経糸(キュプラ)・横糸(レーヨン)とも、環境に配慮した素材でほとんど有害物質が発生しません。経糸のキュプラは、本来繊維としては使用されないコットンリンター(綿花採取後の種子の表面に付着している毛羽状繊維)を原料としているので、資源の有効活用にも役立っています。
縦横共に出来るだけ細い糸を使うことで、独特の繊細な文様を織ることが出来ます。